福島第一原発被害救済九州訴訟 提訴報告

2014年09月29日

弁護士 石井衆介


平成26年9月9日,福島第一原発事故により九州に避難されてきた方々が原告となり,国及び東京電力を被告として,国家賠償請求訴訟を福岡地裁に提訴しました。 2011311日に発生した福島第一原発事故から約3年半が経過しました。 この事故によって,多くの方々が全国各地での避難生活を余儀なくされ,物心両面において大きな負担を課せられています。九州各県にも多くの方が避難されています。 しかしながら,本件事故は現在も収束の兆しを見せず,被害賠償についても著しく遅れているのが現状です。 このような中,本件事故に関する国及び東京電力の責任を明らかにするとともに,被害者の方々の権利を擁護し,救済を実現することを目的として,各地で弁護団が結成され,訴訟が提起されています。 九州・沖縄では,これまで弁護団による訴訟提起は行われてきませんでしたが,この度,福島第一原発被害救済九州弁護団が結成され,訴訟提起に至りました。 この訴訟では,東京電力福島第一原発事故によって精神的苦痛と経済的な損害が生じたことを根拠として,一人あたり550万円の支払を求めています。 現在訴訟に参加されているのは,福岡,佐賀,熊本,鹿児島の各県へ避難している10世帯31名ですが,今後さらに原告数を拡大し,勝利に向けて活動を広めていきたいと考えています。 みなさまの温かいご支援をよろしくお願いいたします。

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