茶のしずく被害訴訟について

2013年07月17日

 

「食事をした後、少し歩いただけで、突然目が腫れてきて、どうしたんだろう??と思っているうちに、呼吸がどんどん苦しくなって・・意識が遠のいていく中、私はもう死んでしまうのかなと思っていました。」

 


茶のしずくを使って小麦アレルギーを発症した被害者の体験です。

被害者の方々は石鹸を使っていただけなのに、それまでおいしく食べていたパンやパスタなどの麺類が食べられなくなってしまったのです。パンや麺類だ けでなく、小麦は、たくさんの食品に使用されています。たとえばドレッシングでもつなぎとして小麦が入っていることがあります。アレルギーを発症するとそ のようなわずかな小麦にまで反応が出てしまうのです。小麦を食べられないということは、日常生活に大きな制約がかかってしまいます。しかも重篤な症状の場 合は、冒頭で述べたように、突然症状が出て、呼吸困難になったり、意識が飛んでしまったりしてしまうので、油断はできません。

被害はそれだけにとどまりません。小麦を食べたあとに、目が腫れたり咳が激しく出て、どうも小麦アレルギーなのだろうということまではわかっても、 何が原因なのかどうしたらおさまるのかがわからなかったことから、石鹸の使用を続けていた方やいくつもの病院をまわった方もおられます。原因がわからない 苦しみも味わっていました。

被害者の方々は、茶のしずく石鹸の使用によって、小麦アレルギーを発症し、それまでの生活が一変するという状況におかれました。(茶のしずく石鹸の うち平成22年12月7日以前に販売された製品に含まれていた「加水分解コムギ末」という成分が小麦アレルギーを引き起こすものと考えられています。な お、平成22年12月7日以前に販売された製品については、自主回収が行われています。)

 このような甚大な被害が出ているにもかかわらず、石鹸の販売元、製造業者らは、被害の原因をつくりだした当事者として責任と自覚に欠ける不誠実な対応しかしてきませんでした。

 そこで、被害を受けた人たちは、石鹸の販売元、製造業者らを被告として訴訟を提起しました。

 現在全国各地で訴訟が提起されていますが、福岡は、平成24年4月20日に第1次訴訟を提起しました。福岡での第1次訴訟は100名。これほどの 人が被害を受けていたのです。さらに同年8月には第2次訴訟も提起し、そのときには、さらに84名の方が原告となりました。福岡では、その後第3次第4次 と追加提訴し、福岡訴訟の原告数は合計で206人となりました。(新規提訴の予定は今のところありません。)全国では、原告数は1000人を超えていま す。

この裁判は、製造物責任法に基づいて損害賠償請求をしています。製造物責任法とは、製造物の欠陥により、損害が生じた場合に製造業者等の損害賠償責任を定めている法律です。

裁判は現在第5回期日まで終了し、被告らは欠陥がないと言ったり、互いに責任をなすりつけるような主張をして責任を認めようとしません。

原告団・弁護団は、被告らに対し、原因企業としての責任を認め、すべての被害者に謝罪するとともに、その被害のすべてについて補償することを求め今後も裁判を続けていきます。

 なお、訴訟の経過については、福岡弁護団のホームページに詳細が記載してありますのでご参照ください。

http://www.chanoshizuku-higai-fukuoka.net/index.html

  茶のしずく石鹸

Comments are closed.