老齢加算裁判!福岡高裁逆転勝訴

2013年06月28日

生活保護の老齢加算の復活を求める裁判で,2010年6月14日に福岡高裁において逆転勝訴判決が出されました。

一審では,北九州市側の主張を全面的に認める判決でしたが,福岡高裁はその判断を覆し,原告側全面勝訴の逆転判決を下しました。

老齢加算とは,生活保護費のうち高齢者特有の生活需要を満たすために原則70歳以上の生活保護受給者に対して支給されてきたものでした。この老齢加 算は,40年以上にわたりその存在が認められ支給されてきていたのですが,小泉政権下で行われた社会補償費削減の一環として段階的に廃止されてしまったのです。

老齢加算の廃止をめぐっては,全国の裁判所(4地裁,2高裁,最高裁)において約100名の原告により裁判が闘われていますが,この判決は,全国で 初めての原告側勝訴判決です。また,生活保護基準に関する厚生労働大臣の判断を争う裁判では朝日訴訟第1審判決以来,50年ぶりの画期的勝訴判決です。

北九州市は上告をしましたので,今後は,最高裁判所において争っていくことになります。ご支援の程よろしくお願い致します。

弁護士 田篭 亮博の紹介ページはこちら

Comments are closed.