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浮気・不倫の慰謝料額の相場

慰謝料額算出の基準

不貞慰謝料請求が認められるとして,慰謝料額はどのようにして決められるのでしょうか。

 

これは,慰謝料を請求する側にとっても,慰謝料を請求される側にとっても重大な関心事項です。

しかし,結論から言いますと,不倫に関する慰謝料額を定めた法律もありませんし,慰謝料額を算定する絶対的な基準も存在しません。そのため,裁判所は,様々な具体的事情を考慮した上で慰謝料額を算定することになります。

もっとも,裁判所が個別の事案ごとに何の法則性もなく,勝手気ままに慰謝料額を算定しているわけではありません。基本的に,裁判所は,これまでの類似の裁判例を参考にして慰謝料額を算定していると言えます。

そこで,慰謝料額の見通しを立てる場合には,過去の類似の裁判例が大いに参考になることになります。

 

過去の裁判例における考慮要素

そこで,過去の裁判例において,裁判所が慰謝料額を算定するにあたり考慮した要素について,以下のとおり整理できます。
※ 説明の便宜のため,以下では,登場人物について以下のとおり呼称します。
XA → 夫婦
Y  → Aと不倫関係をもった者

 ⑴ 夫婦の関係

・婚姻期間,年齢,子どもの有無,職業,収入など
・婚姻関係or内縁関係,円満or事実上の破綻,同居or別居

⑵ 不倫関係が始まった経緯

・AとYのどちらから交際を持ちかけたか
・夫(妻)がいることを告げていたか否か

 

 ⑶ 不倫関係の内容

不倫関係の継続期間・頻度

 

 ⑷ 不倫行為が夫婦関係及び子に与えた影響

・XとAが離婚(別居)したか
・(離婚した場合)離婚の際に支払われた金銭の内容(財産分与,慰謝料)

 

 ⑸ 不倫相手(Y)の生活状況

年齢,子どもの有無,職業,収入

 

慰謝料額の算定

裁判所は,上記要素を総合的に考慮した上で,不倫による慰謝料学を算定します。

そこで,慰謝料を請求する側も,慰謝料を請求される側もこれらの事情を考慮した上で,慰謝料額に関する見通しを立てることになります。

ただ,具体的な事案においては,上述した考慮要素が複雑に絡み合っていることがほとんどですから,慰謝料額に関する見通しを立てることは,容易な作業ではありません。例えば,インターネットで検索してみますと,不倫に関する慰謝料額の相場について100万~300万円とされているサイトを目にすることがあります。しかし,不倫の具体的事情は個別ケースごとに様々ですから,容易に算定することはできませんし,当事者としては,まさに,100万円なのか,300万円なのかが重要であると思います。

この点,不倫に関する慰謝料請求事件を多数取り扱っている法律事務所あるいは弁護士であれば,これまでの裁判例を参考にして,ある程度の慰謝料額に関する見通しを立てることは可能となります。

 

慰謝料を請求する立場の方も,慰謝料を請求される立場の方も,離婚事件の取扱い件数豊富な当事務所の弁護士に一度相談されることをおすすめいたします。

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