遺産分割

2015年10月07日

1 友子さんの悩み

 友子さんは,65歳の主婦で,3人姉妹の末っ子です。2ヶ月前に友子さんの母親が90歳で亡くなりました(父親は10年前に他界しています)。四十九日も無事に終わりました。母には不動産や貯金などの遺産がありましたが,上二人の姉は仲が悪く遺産分割で揉めそうです。遺産分割で揉める場合,どのように進めたらいいでしょうか。

 

2 まずは,遺言を探す!!

 まずは,遺言があるかどうか探しましょう。自分で紙に書いている場合もありますが,公証人役場で作成している場合もあります。遺言があれば,そのとおりに遺産分割を進めることになります。

 

3 財産の調査

 また,平行して遺産を調査をしましょう。不動産の場合は,法務局で登記簿をとり名義や抵当権がついていないかなど確認しましょう。預貯金は戸籍等の必要書類を銀行に持っていけば過去の取引履歴を出してもらえます。

 

4 その後,姉妹で話し合い

 まずは,姉妹3人で話し合ってみましょう。相続人は子ども3人なので,法定相続分はそれぞれ1/3ずつになります。今回は,不動産と預貯金なので不動産を誰がもらうのかがポイントになるでしょう。誰も不動産がいらないのであれば売却して現金で分けるのも手です。また,1人が不動産を取得する場合,不動産の価値が高ければ貰いすぎになる場合があります。その場合は,現金を他の姉妹に渡すなどして調整が必要です。

 

5 調停

  姉妹で話し合いが難しい場合は,裁判所の調停を行いましょう。裁判所を使うとなると大げさに感じるかもしれませんが,調停はあくまで話し合いです。話し合いの場を裁判所が設けてくれると考えましょう。第三者が入ることで感情的にならずに,比較的スムーズに話合いを行うことができます。

 

6 審判

 調停でも話し合いが着かなかった場合は,裁判官が「審判」というものを出します。これは裁判でいう「判決」と同じと考えてください。最終的には,審判によって解決することになります。

7 遺産分割は泥沼の争いになることがあります。自分では手に負えないと感じたときは,弁護士に依頼するなどして争点を1つ1つ交通整理していくことが必要です。

(健和友の会 ぱーとなー より転載)

Comments are closed.