「石木ダム」をご存知ですか?

2016年03月03日

石木ダム 書籍

 みなさん、「石木ダム」ってご存じですか?長崎の方ならニュースで何度も取り上げられていますのでご存じかと思います。

 石木ダムは、長崎県川棚町を流れる石木川に建設されようとしているダムです。でも、このダム、計画ができたのは50年以上前なんです。そんなに昔から計画があったのに、未だに建設されていないダムって本当に必要なのでしょうか??

 長崎県は、石木ダムを建設したがっています。長崎県いわく、石木ダムは①100年に一度の大雨がふっても洪水が起きないようにするためと、②佐世保市の水不足を解消するため、に必要だと言っています。

 でも、①洪水を防ぐためといっていますが、現在、河道整備(川底を削ったり、堤防を作ったり)が進められており、その河道整備が完了すれば今までの洪水はすべて防げるのです。これは長崎県も認めています。それなら巨額の税金(約285億)を投入してまでダムを造る必要はないと思いませんか?

 また、②佐世保市の水不足を解消するためとも言っていますが、佐世保市の実際の水需要は右肩下がりで減少しており、ダムが無くても水は足りている状況です。この点からもダムは不要です。

 実は、ダムの建設予定地には13世帯の人々が現に生活しています。その13世帯の人たちはその土地が好きで、愛着をもち、その場で人生を過ごしたいと考えている人たちです。長崎県は、そのような人たちを無理矢理追い出し、住み慣れた家を壊し、田畑を壊し、自然を壊し、ダムを作ろうとしています。このようなことは許されません。

 そのため、今、100名を超える原告が石木ダム事業の取消を求める訴訟を長崎地裁におこしています。また、500名を超える申立人が石木ダム工事の差止を求め、長崎地裁佐世保支部に仮処分を提訴しています。当事務所の田篭が弁護団に加入しています。

 ちなみに、石木ダムのブックレットも発売しております。事務所の受付に置いていますので手にとってご覧頂き、よろしければご購入をお願い致します。

弁護士  田篭 亮博

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