アメリカ視察のご報告

2016年03月22日

弁護士 池上遊

2016年2月8日から約3週間、アメリカ国務省の招待で「インターナショナル・ビジター・リーダーシップ・プログラム(IVLP)」の一環として、アメリカ国内における難民を含む移民に対する支援の現状を視察してきました(「Supporting Immigrant Communities」)。

 

視察はワシントンから始まりました。国務省担当者などからレクチャーを受けている様子

視察はワシントンから始まりました。国務省担当者などからレクチャーを受けている様子

IVLPとは、国務省教育・文化局が主催して行っている交流プログラムで、2010年に開始から70周年を迎えた歴史のあるプログラムです。2012年度だけで、世界各国から5300名がこのプログラムを通じてアメリカを訪問しているそうで、日本からは年間約40名ほどが招待されています。

 

私がこのプログラムに参加することになった経緯について少しお話しします。

私は、さまざまな団体、市民の方からご依頼を受けて、講師として講演をさせていただく機会があります。そのような中で、昨年、昨今話題となっている「ヘイト・スピーチ」(特定の人種や民族、国籍の少数者に対する差別的表現)について講演させていただく機会がありました。その際、在福岡アメリカ領事の方が参加されており、少しお話しさせていただいたのがきっかけです。その後、何度か領事館や領事館の主催するイベントにお招きいただき、交流を続ける中で、上記プログラムへの参加を打診されました。

ソルトレークシティ市議会の前で

ソルトレークシティ市議会の前で

 

弁護士にとって、約3週間仕事をせずに、海外で暮らすというのは日程調整など大変な面もあると思いましたが、これも知見を広げる一つの機会と考え、事務所の弁護士とも相談し、参加を決めました。

プログラムは、約3週間の間にワシントン→シャーロット(ノースカロライナ州)→デトロイト(ミシガン州)→ソルトレークシティ(ユタ州)→サンディエゴ(カリフォルニア州)を移動し、各地で、移民や難民の支援に関わる行政、司法機関や民間団体、シンクタンクなどのスタッフと面談、現地の視察をしてきました。

 

 

 

最後の訪問地であるサンディエゴ(カリフォルニア州)でメキシコとの国境にも行きました

最後の訪問地であるサンディエゴ(カリフォルニア州)でメキシコとの国境にも行きました

このプログラムを通じて日本の移民、難民政策について考えることができ、報道でしか目にすることのなかったアメリカの姿を垣間見ることができたのは非常によかったと思います。

この経験を多くの人に共有できればと思っています。

               以上

 

 

 

 

 

 

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