住民監査請求のご報告・市民オンブズマン北九州の活動

2018年11月30日

監査請求1監査請求210月16日,北九州市監査委員に対して2件の住民監査請求を行いました。

 

1件は,今年6月から7月にかけて北九州市議会議員8名が,7泊8日の海外視察に出かけた費用約800万円について,市は市議に対して全額の返還を請求せよというものです。

これは一部報道でスペインの名所を観光し,ブランドショップめぐりをしている模様がテレビ放映されたことで反響があったものです。7泊8日で約10時間という視察しかしておらず,観光地巡りに多くの時間を割いたと考えられ,実態は観光旅行であったといえます。海外視察は慣行化し,市政の課題を検討するためではなく,年中行事的な意味合いを持っていたことも問題です。 

もう1件は,残骨灰に関するものです。北九州市営の斎場で遺骨を採取されたあとに残るいわゆる残骨灰には,金,銀,プラチナ,パラジウムなどの有価物が残る場合は相当数あり,これを売却すれば年間4000万円から6000万円の利益が見込めます。

しかし,北九州市はこの残骨灰の処理を市外の業者にわずか1円で委託し,何らの見返りも受けていません。他方で市営の斎場は毎年大幅な赤字を計上しています。また,北九州市の財政がひっ迫していることは公知の事実です。

今回の監査請求では,過去5年間の委託費合計額5円を市長は市へ返還し,今後は1円で委託してはならないことを求める内容です。

 

両件とも監査結果は来年1月中旬頃に出る予定です。市民,報道機関の関心は高く,オンブズマンへの問い合わせや要望も多くあります。事務局長の私を含め,幹事一同奮起して取り組みたいと考えています。ご支援のほどよろしくお願い致します。

弁護士  天 久   泰

 

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