小倉北自殺事件、勝訴確定のご報告

2011年04月28日

 2007年6月,北九州市小倉北区で60代の男性が自宅で自死を遂げているのが発見されました。

男性は病気で働けなくなり,2006年6月から生活保護を受給して生活していたのですが,2007年4月に,仕事を始めたのだからということで辞退 届を提出させられて保護を廃止された後, 5月には体調を崩して失職し,6月に2度生活保護申請に行ったものの「2週間仕事を探してまた来なさい。」と追い返されていました。

2011年3月29日,福岡地方裁判所小倉支部は,2007年4月に保護を廃止したことと,6月に申請を妨害したことは違法であるとして,自殺との 因果関係までは認めなかったものの, 将来を悲観させられたこととの因果関係を認めて,北九州市に対して慰謝料150万円と弁護士費用15万円の支払を命じました。

この判決について,北九州市は控訴せず,判決は確定しました。

生活保護の申請をしているのに申請ではなく相談扱いで終わらせ,生活保護の必要な人を生活保護から排除する「ヤミの北九州方式」の違法性を明確に示した判決であり,弁護団としては高く評価しています。

北九州市には,同じような事件を二度と起こさないよう,今後も求めていくつもりです。

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