市長交際費訴訟~最高裁でも勝訴!

2010年11月24日
市長交際費訴訟~最高裁でも勝訴!

1,昨年の10月5日,4年に渡って係属していた市長交際費訴訟について市側の上告が棄却されました。住民側勝訴の福岡高裁判決がようやく確定したのです。訴訟の経過を振り返ります。

2,訴訟の発端は,平成17年度の市長交際費による「接遇」(平たい表現では接待)が,情報公開手続により年間68件,総額で約300万円にものぼ ることが分かったことにありました。昼間の酒食を伴わない会合ではなく,あえて高級料亭での夜間の接待である必然性がないことは明らかでした。

平成18年10月,北九州市に対し,元北九州市長へ95万2226円の返還請求を行うよう求める住民訴訟を提起しましたが,福岡地裁では住民側が全面敗訴しました。

3,福岡高裁では,当時の市側出席者2名への尋問により,単なる宴会と評価すべき接遇の実態が,より明らかとなりました。
具体的には,接遇の相手方が市政との関連でどのような位置付けの人物であるか全く不明であるほか,飲めば議論にならないと思われる量の酒がふるまわれており,議論の記録もなかったことなどです。

その結果,平成21年9月,福岡高裁は,市に対し,約53万円を元市長に返還請求するよう命じる判決を言い渡したのです。

4,今回の上告棄却は,市民感覚からすれば当然の結論でしょう。市民感覚にそぐわない公金のムダ遣いについては,積極的に監視の目を向けていく必要性がありますので,これからも応援のほどよろしくお願い致します。

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