石木ダム事業認定取消訴訟/工事差止訴訟

2018年02月06日

蛍「石木ダム」という名前を聞いたことがありますか?福岡ではあまりなじみがないかもしれませんが、長崎県川棚町に今、建設されようとしているダムです。ダム予定地には現在も13世帯50名以上が居住しています。実は、石木ダムは50年以上も前に計画されたものなのですが、長崎県は今でもダムを作ろうとしているのです。現地の人たちは50年以上もダム計画に振り回されてきました。

長崎県は石木ダムを造る目的について治水目的と利水目的の2つを挙げています。治水目的とは大雨が降った際に洪水が起きないようにすること、利水目的とは佐世保市の水不足を解消することです。

しかし、実態をみれば石木ダムは造る必要性の無いダムなのです。治水面で言えば、長崎県とのやりとりの中でダムが無くても過去起きた水害にはすべて対応できる(要は,洪水は起きない)ことが明らかとなりました。

また,利水面でも水不足だといっている佐世保市の人口は減少しており,ダムが必要な程の水需要はありません(佐世保市は水需要がV字回復するとの予測をしていましたが,実際にはこの予測は外れ水需要が減少しています)。

現在、このように必要の無い石木ダムを建築させないために、ダム事業の取消訴訟(原告110名)とダム工事差止訴訟(原告608名)を起こしています。ダム建設予定地は自然豊かな本当に良い場所です。水がきれいなことからホタルも見られ、毎年ホタルの時期には「ほたる祭り」を開催しています。石木ダムの問題について少しでも知って頂ければと思います。

 

弁護士  田 篭 亮 博

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