賃貸不動産明渡の強制執行について

2014年08月11日
賃貸不動産の明渡の強制執行をしました。 長期にわたり賃料未払が続いていた賃借人に対し、裁判を起こし、賃貸借契約を解除して、未払賃料の支払いと物件の明け渡しを求める判決を得ました。 けれども、実際に明渡をしてもらうには、困難が伴います。自力救済は認められていませんので、貸主が力ずくで追い出したり荷物を処分することは違法行為です。 そのため、執行官の力をお借りすることになります。 そこで、判決に基づいて明渡の強制執行を裁判所に申し立て、執行官が現場に赴き、明渡の執行をします。現場で借り主とお会いできた場合には、任意に明け渡していただかなければ強制的に出て行っていかなければならなくなることをお伝えし、約1ヶ月後の期日を決め、それまでに出て行っていただけない場合には強制的に解錠し、家財道具を運び出し、処分することを伝えます。 そして指定された当日がやってきました。ひともめするかと不安もありましたが、現場に赴いてみると、借り主はすでに退居しておられました。残された不要物を処分し、写真を写して状況を保存し、貸し主が用意した鍵をかけて、明渡執行は無事に終わりました。 生活の本拠を失わせる手続ですので、心苦しい気持ちもありますが、約束した賃料をお支払いいただけなかったのですから、やむを得ないことというほかありません。

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