霊感商法 ― 統一教会(家庭連合)にご用心

2018年03月07日

ろうそく霊感商法をご存じですか?

 あなたは霊能力を信じる方ですか、それとも信じない方ですか。

 人に迷惑をかけない限りどちらだろうとそう問題ではありません。

 ところが、例えば、何か不幸事があった人に対して「あなたの先祖は武士で、何人も人を殺め恨みをかっています。この殺傷因縁によって、あなたやあなたの家族・子孫は病や事故などの災難に見舞われます。その因縁を絶つためには弥勒菩薩をあなたの家に迎えなければなりません。」などといかにも霊感があるふりして人を騙して、100万円を超える仏像を買わせたり、夫に内緒で、妻に夫の退職金を献金させたり、あげくは、不動産を担保に借金までさせて献金をさせたりするとしたら大問題です。事前に対象者のことを詳しく調べ、いかにも、霊感で言い当てているように上手に振る舞うため、ついつい信じてしまう方がおられます。私も、騙された人や家族からの相談を何回も受けました。中には数千万円の被害にあった方もおられます。

 

統一教会(家庭連合)をご存じですか?

 統一教会、以前は、正式名称を「世界基督教統一心霊協会」と言っていたのですが、平成27年に名称を「世界平和統一家庭連合」(略称:家庭連合)に変更しました。この団体は、30年も前から日本でも活動しており、「合同結婚式」でも有名になりました。霊感商法や違法献金事件等を起こし、何度も刑事事件になりました。かつては、大々的にニュースで取りあげられていましたが、近年はあまりニュースになりません。しかし、今も被害者があとを絶ちません。

 

今も毎年10億円の被害が

 被害相談があった分だけでも、30年間で3万4千件、何と1182億円の被害額になります。ピーク時は1年間だけで100億円を超える被害がありました。近年は10億前後の被害額ですがそれでも甚大です。

 どちらかというと、真面目に物事を考える人が騙されやすいようですが、あなたは大丈夫ですか?

 北九州でも、活動をしているようですのでご用心を。

 

 早めの相談を!

 正体を隠して勧誘し、自分たちのことや信者になったことを家族に秘密にするよう指導しますので、分かった時には、多額の被害が出ていることがしばしばあります。

 統一教会(家庭教会)の信者になってしまうと、洗脳されて、なかなか元に戻るのが困難になります。家族や知り合いで騙されているような人がいたら、早めに「全国霊感商法対策弁護士連絡会」(TEL03-3358-6179)などの専門家に相談することをお勧めします。

                                 以上

弁護士 前 田 憲 徳

(ぱーとなー原稿 「暮らしの法律相談」より転載)

 

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