安田菜津紀氏講演会のご報告

2016年08月04日

安田講演会6月23日夜、北九州市立大学北方キャンパスにおいて、安田菜津紀さん(フォトジャーナリスト)を講師にお迎えし、「紛争被害者を取材して感じたこと」とのテーマで講演会を開催しました(主催:福岡県弁護士会、後援:北九州市、北九州市立大学外国語学部)。大学生を中心に80名の市民の皆さんにご参加をいただきました。

 

安田さんは16才の頃にカンボジアを訪れて以降、内戦などの紛争により被害を受ける人々の姿を写真に収め、現地の実情を報告する活動を続けています。

今回の講演はシリア難民の問題が中心でした。目の前で母親を含む家族が殺害されてしまい、心を閉ざすようになった少女。足に重症を負い、専門的治療を受けるため独りパキスタンで暮らさなければならない少女の父親。家族の生活再建と少女の心の傷をどのように癒やすことができるのかと真剣に考えさせられる内容でした。現地の写真をスクリーンで上映しながらの報告で、紛争がもたらす生々しい現実を目の当たりにすることになりました。

講演に引き続いて、参加者の大学生の皆さんには、難民の少女に対して私たちができる支援についてグループディスカッションを行ってもらい、最後に安田さんからまとめの言葉をいただきました。安田講演2

今回の企画は、紛争で被害を被った人々への支援の必要性とともに、紛争を含む戦争状態を回避するため、私たち市民が主権者として政治にどのように関わっていくかを考える機会となったように思います。

弁護士会として、また当事務所としても、このような機会を今後も提供すべく、様々な企画を開催していきたいと考えています(企画については当事務所ホームページでもご案内します。)。

弁護士 天久 泰

Comments are closed.