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30代営業職の依頼者が上司からのパワハラと金銭に関する非違行為に関して会社及び上司に対する責任追及を進めた事案

依頼者属性(年代、性別、職業、業種、雇用形態)

30代,正社員,営業職

もともとの訴えや要望

上司及び会社に対するパワハラに基づく慰謝料請求

主な争点

非違行為強制のパワハラ性。パワハラ性の立証方法。慰謝料の金額はいくらになるか。

解決までの期間

約半年

相談に来たきっかけ

会社に対し,非違行為が明るみになりました。Aさんは本当のこと,つまりAさんは非違行為の張本人であることを申告しますが,会社は上司の説明からAさんにも責任があり,Aさんにも懲戒処分を行おうとしました。

事案の概要

Aさんは営業と売上金回収を担当する会社員でした。Aさんは,ある男性上司から名字ではなく下の名前で呼び捨てにされ,舌打ちをされるなどの威圧的な態度をとられるほか,「お前は会社に要らない。」などの暴言を吐かれるなど,日常的にパワハラを受けていました。

ある日,Aさんは会社の顧客管理台帳を確認し,実際に回収した売上金額と異なる記載や,顧客に対して実体のない売上金請求をしていることに気付きました。これらの非違行為は会社に対してはもちろん懲戒事由になり,業務上横領罪ないし背任罪という犯罪にあたるおそれすらあります。すべてAさんにパワハラをしていた上司の行っていたことでした。

Aさんがそのことを上司に指摘すると,パワハラがひどくなりました。そしてあるとき以降,Aさんにも売上金額と異なる記載や,顧客に対して実体のない売上金請求をすることを強要し始めました。日常的にパワハラに遭っていたこともあり,Aさんは会社に対して打ち明けることもできず,上司の命令に従ってしまいました。

解決内容

100万円以上の解決金の取得。会社の告訴権放棄。

解決のポイント

非違行為についてはパワハラの延長として上司の命令に従わざるを得ず,Aさんに責任がないことを代理人弁護士が反論書にまとめ,会社に提出しました。その上で,上司や会社とのやり取りで精神的に追い詰められた状態になっていたことから,パワハラ等を理由に会社及び上司に対する慰謝料の請求も行いました。会社は,上司がAさんに対して非違行為を強制することを見逃した点に過失があったというのが根拠です。粘り強く交渉を続け,Aさんの被害の実情を訴えることにより合意による解決が実現しました。

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