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北九州市議海外視察住民訴訟のご報告

北九州市議会は2018年6月24日から7月1日にかけて,海外視察という名目で市議8名と職員2名をスペイン及びフィンランドに送り出しました。

しかし,あるテレビ番組で市議らが昼間から飲酒し,ブランドショップめぐりをする様子が放映されました。その後,市民オンブズマン北九州で調査したところ,7泊8日の日程で純粋な視察時間は約10時間にとどまること等が判明しました。

 

そのため,市民オンブズ北九州は,今年2月8日,視察は実質的に観光旅行であること等を理由に,市を被告として,視察費用相当額を市議らへ返還させるよう求める住民訴訟を福岡地方裁判所へ提起しました。

5月8日に第1回弁論期日が開かれました。法廷には多くの報道機関が傍聴と取材に訪れ,夕方のニュースや翌日の新聞各紙で取り上げられました。この訴訟に対する報道機関や市民の関心の高さがうかがえました。

飲酒やスケジュールのほかにも,そもそも海外に行く必要があったのかどうか,海外視察が慣行化していたのではないかという点も重要な争点になります。問題の多いこのような海外視察を市民の負担する税金で行うことが議会の裁量権を逸脱し,あるいは濫用であることを今後主張立証していくことになります。

第2回期日は,7月8日午後2時30分から福岡地方裁判所で開かれます。一般傍聴も可能です。今後ともご支援の程よろしくお願い致します。

弁護士 天久 泰